メタボ健診で国保現役世代の生活習慣病が減少 支出増自治体で罹患率10%減
2008年導入の特定健診・特定保健指導(メタボ健診)について、全国の自治体データを分析。保健事業費を大きく増やした自治体では、国保加入の40~59歳で生活習慣病が10.4%減少、医療費削減効果は支出増の約9倍と推計された。
2008年導入の特定健診・特定保健指導(メタボ健診)について、全国の自治体データを分析。保健事業費を大きく増やした自治体では、国保加入の40~59歳で生活習慣病が10.4%減少、医療費削減効果は支出増の約9倍と推計された。
東北大学などが40〜49歳女性7万人超のRCT(J-START)を約15年追跡。マンモグラフィに超音波を併用すると進行乳がん(ステージII以上)の累積罹患率が有意に低下(HR0.83)。高濃度乳房対策の根拠に。
藤田医科大学が食事管理アプリ「あすけん」の日本人約1.2万人データを解析。酢酸摂取が多い人ほど、同じ摂取エネルギーでも炭水化物や飽和脂肪酸が少ない傾向が示され、肥満予防につながる可能性が示唆された。
京都大学の研究で、早期食道扁平上皮がんの内視鏡治療後に禁酒と禁煙を両方達成した患者では、異時性の新規食道がんリスクが約5分の1に低下したと報告。減酒・減煙のみでは有意な抑制効果は確認されず、完全な生活習慣改善の重要性が示された。
スタンフォード大の研究で、色覚異常を併存する膀胱がん患者は、同条件でマッチした対照群より20年の全死因死亡リスクが52%高い可能性が示された。初期サインの無痛性血尿が気づかれにくい点が背景として示唆される一方、大腸がんでは有意差が確認されなかった。
75歳以上の約94.7万人を対象とした大阪公立大・大阪大の研究で、歯科健診も歯科受診もない後期高齢者は、歯科健診のみ受けた人に比べ死亡リスクが男性1.45倍、女性1.52倍に上ることが判明。歯科健診を全身の健康につなぐ入口として活用する可能性が示された。
家庭血圧測定は高血圧管理の要だが継続が難しい。京都大学とオムロンヘルスケアは約30万人・1億9000万件超のデータから、開始2週間の測定状況などを用いて4週間後の中断をAIで予測するモデルを開発。平日の測定頻度低下や血圧の極端な高低など、中断の兆候も示された。
小・中・高校1年生を対象とする学校心臓検診のガイドラインが8年ぶりにフォーカスアップデートされた。心室肥大、QT延長、ST上昇の判定基準を見直し、精密検査の抽出ロジックを調整。遺伝性不整脈や心筋症への対応、地域格差の是正、心電図のデジタル化や遠隔判読といった将来像も示された。
月経血を採取して高リスクHPV検査に用いる新手法を、中国の大規模研究が検証した。CIN2以上の検出感度は月経血HPV検査94.7%で医師採取92.1%と同程度で、陰性的中率はいずれも99.9%。自己採取とアプリ通知の組み合わせが受診拡大に役立つ可能性が示された。
東京慈恵会医科大学の研究グループは、消化器がん患者を対象としたAMATERASU試験データの解析で、ビタミンDサプリメントの再発・死亡抑制効果が血清ビタミンA濃度に左右されることを世界で初めて確認した。ビタミンAが中~高値の範囲ではリスクが69%減少し、極端な高値・低値では効果が十分に発揮されない可能性が示された。