ビールとたばこに禁止マークが付けられ、控えることを示すイラスト。

食道がん内視鏡治療後は「禁酒+禁煙」が鍵 両方達成で新規発がんリスク約5分の1に 京大が発表

京都大学の研究で、早期食道扁平上皮がんの内視鏡治療後に禁酒と禁煙を両方達成した患者では、異時性の新規食道がんリスクが約5分の1に低下したと報告。減酒・減煙のみでは有意な抑制効果は確認されず、完全な生活習慣改善の重要性が示された。

医師が色覚検査表を示している様子。

色覚異常と膀胱がん死亡に関連 死亡リスク52%高いとの報告

スタンフォード大の研究で、色覚異常を併存する膀胱がん患者は、同条件でマッチした対照群より20年の全死因死亡リスクが52%高い可能性が示された。初期サインの無痛性血尿が気づかれにくい点が背景として示唆される一方、大腸がんでは有意差が確認されなかった。

歯科医師が患者の口腔内を診察している様子。

歯科健診を受けない後期高齢者、死亡リスクが約1.5倍に

75歳以上の約94.7万人を対象とした大阪公立大・大阪大の研究で、歯科健診も歯科受診もない後期高齢者は、歯科健診のみ受けた人に比べ死亡リスクが男性1.45倍、女性1.52倍に上ることが判明。歯科健診を全身の健康につなぐ入口として活用する可能性が示された。

家庭用血圧計で測定した数値をノートに記録している様子。

AIが家庭血圧測定の中断リスクを先回りして把握可能に、京都大学とオムロンヘルスケアが報告

家庭血圧測定は高血圧管理の要だが継続が難しい。京都大学とオムロンヘルスケアは約30万人・1億9000万件超のデータから、開始2週間の測定状況などを用いて4週間後の中断をAIで予測するモデルを開発。平日の測定頻度低下や血圧の極端な高低など、中断の兆候も示された。

青空の下に建つ学校校舎の外観。

学校心臓検診ガイドラインを8年ぶり改訂、DXと地域格差是正も提言

小・中・高校1年生を対象とする学校心臓検診のガイドラインが8年ぶりにフォーカスアップデートされた。心室肥大、QT延長、ST上昇の判定基準を見直し、精密検査の抽出ロジックを調整。遺伝性不整脈や心筋症への対応、地域格差の是正、心電図のデジタル化や遠隔判読といった将来像も示された。

ナプキンの上に赤い粒が置かれ、月経を象徴的に表現したイメージ。

月経血でHPV検査が可能に?英医学誌BMJで報告

月経血を採取して高リスクHPV検査に用いる新手法を、中国の大規模研究が検証した。CIN2以上の検出感度は月経血HPV検査94.7%で医師採取92.1%と同程度で、陰性的中率はいずれも99.9%。自己採取とアプリ通知の組み合わせが受診拡大に役立つ可能性が示された。

手のひらに複数の錠剤やカプセルを載せ、水を手にして服用しようとしている様子。

ビタミンDの「抗がん効果」はビタミンAが鍵を握る 世界初の発見、東京慈恵会医科大学の研究が明らかに

東京慈恵会医科大学の研究グループは、消化器がん患者を対象としたAMATERASU試験データの解析で、ビタミンDサプリメントの再発・死亡抑制効果が血清ビタミンA濃度に左右されることを世界で初めて確認した。ビタミンAが中~高値の範囲ではリスクが69%減少し、極端な高値・低値では効果が十分に発揮されない可能性が示された。