学校心臓検診ガイドラインを8年ぶり改訂、DXと地域格差是正も提言
小・中・高校1年生を対象とする学校心臓検診のガイドラインが8年ぶりにフォーカスアップデートされた。心室肥大、QT延長、ST上昇の判定基準を見直し、精密検査の抽出ロジックを調整。遺伝性不整脈や心筋症への対応、地域格差の是正、心電図のデジタル化や遠隔判読といった将来像も示された。
小・中・高校1年生を対象とする学校心臓検診のガイドラインが8年ぶりにフォーカスアップデートされた。心室肥大、QT延長、ST上昇の判定基準を見直し、精密検査の抽出ロジックを調整。遺伝性不整脈や心筋症への対応、地域格差の是正、心電図のデジタル化や遠隔判読といった将来像も示された。
月経血を採取して高リスクHPV検査に用いる新手法を、中国の大規模研究が検証した。CIN2以上の検出感度は月経血HPV検査94.7%で医師採取92.1%と同程度で、陰性的中率はいずれも99.9%。自己採取とアプリ通知の組み合わせが受診拡大に役立つ可能性が示された。
東京慈恵会医科大学の研究グループは、消化器がん患者を対象としたAMATERASU試験データの解析で、ビタミンDサプリメントの再発・死亡抑制効果が血清ビタミンA濃度に左右されることを世界で初めて確認した。ビタミンAが中~高値の範囲ではリスクが69%減少し、極端な高値・低値では効果が十分に発揮されない可能性が示された。
英国政府は2026年2月4日、「イングランド国家がん対策計画」を公表した。2035年までにがん診断後5年生存率を75%へ引き上げる目標を掲げ、早期診断の強化や検査・画像診断の拡充、大腸がん・肺がん検診の拡大などを打ち出した。
国立がん研究センターが2012~2015年に診断された全国約250万例のデータを基に、がんの5年生存率を公表した。前立腺がんや乳がんで高い水準が示された一方、膵臓がんや胆のう・胆管がんでは低い水準が続いた。純生存率を用いた分析から、日本のがんの実態と課題が明らかになった。
英国NHSイングランドが、HPV検査の精度向上と研究エビデンスを背景に子宮頸がん検診を個別化。HPV陰性の25~49歳では検診間隔を従来の3年から5年へ延長し、陽性者や既往歴のある人は短い間隔でフォローを継続する。
がん検診は新しい技術だけで成果が決まらず、継続受診や精密検査につなげる「参加率」が鍵になる。便潜血陽性後に大腸内視鏡を受けない課題や、予約支援などの「ナビゲーション」、共同意思決定(SDM)、受診率の二極化と制度設計の論点を、帝京大学の濱島ちさと教授に聞いた(最終回)。
大腸がん検診では「内視鏡の方が優れている」と思われがちだが、受診率や運用の難しさが効果を左右する。欧州研究で示された内視鏡と便潜血検査の比較結果を踏まえ、検診プログラムとしての課題を帝京大学の濱島ちさと教授に聞いた。
胃がん検診で内視鏡の重要性が高まる一方、限られた医療資源をどう配分するかが課題となる。ピロリ菌や萎縮性胃炎の指標で層別化する「ABC分類」が定着しなかった理由と、内視鏡を起点に検診間隔を調整するリスク層別化の考え方を、帝京大学の濱島ちさと教授に聞いた。
胃がん検診で内視鏡が対策型検診として導入されて約10年。帝京大学の濱島ちさと教授に、内視鏡と胃X線(バリウム検査)の役割、日韓比較研究で見えた死亡率低下効果、これからの胃がん検診の課題と方向性を聞いた。