リキッドバイオプシーは消化器がん検査を変えるか
消化器がんのリキッドバイオプシーでは、血中循環腫瘍細胞、血中循環腫瘍DNA、エクソソームを含む細胞外小胞などが研究されている。早期発見や再発監視への応用が期待される一方、標準化や大規模検証が課題となる。
消化器がんのリキッドバイオプシーでは、血中循環腫瘍細胞、血中循環腫瘍DNA、エクソソームを含む細胞外小胞などが研究されている。早期発見や再発監視への応用が期待される一方、標準化や大規模検証が課題となる。
便潜血検査に、血液中のCD147陽性小型細胞外小胞の情報を組み合わせることで、大腸腫瘍の検出感度が高まる可能性が示された。大腸がんや前がん病変の検査を補う研究として注目される。
栄研化学の研究で、便に含まれる細胞外小胞を調べることで、大腸がんに特徴的なタンパク質変化を捉えられる可能性が示された。便潜血検査とは異なる仕組みの新たな検査開発につながる可能性がある。
エクソソームを含む細胞外小胞は、膵臓がん細胞の情報を運ぶ粒子として注目されている。血液や膵液、胆汁などを使った検査研究が進む一方、一般的な検診利用には標準化と大規模検証が必要とされる。
スイスの全国データ解析で、50歳未満の大腸がんが増えていることが示された。特に直腸がんや進行した状態で見つかるケースが多く、日本を含む国際研究でも若年層の大腸がん増加が報告されている。
国立がん研究センターなどの国際共同研究で、20歳以上50歳未満に発症する若年発症がんが多くの国や地域で増えていることが示された。大腸がんと子宮体がんでは罹患率だけでなく死亡率も上昇していた。
大阪公立大学などの研究で、血液中のホモシステイン値が、疲労や意欲低下と関係する可能性が示された。葉酸やビタミンB12不足との関連も確認され、血液検査による不調把握への応用が期待される。
九州大学などの研究で、先天性血液疾患との関連で知られるRPS19に、がん化を抑える働きがあることが示された。乳がんや胃がんの悪性度を知る手掛かりになる可能性もある。
米国の約4万人を15年以上追跡した研究で、卵を食べる頻度が高い人ほどアルツハイマー病リスクが低い傾向が示された。週5回以上食べる人では、ほとんど食べない人に比べてリスクが27%低かった。
5-ALAを用いた光線力学診断でも、一部の膀胱がんは赤く光らないことがある。高知大学の研究では、光る病変と光らない病変でFGFR3の発現に違いが見られ、診断精度向上につながる可能性が示された。