MRI装置の前に置かれたノートパソコンに、撮影画像や解析画面が表示されている。

MRI画像から神経膠腫のIDH遺伝子変異を予測するAI、海外と日本で性能差

脳腫瘍の遺伝子変異を、手術や生検を行う前にMRI画像から予測できる可能性が見えてきた。国立がん研究センター、理化学研究所、東海大学、旭川医科大学などの研究グループが、神経膠腫で重要な「IDH遺伝子変異」の有無を予測するAIを開発し、2026年7月に研究成果を発表した。

人体の消化器と大腸を示した医療イラスト。

日本人大腸がんの約半数、腸内細菌の毒素がDNAを傷つけた痕跡

日本人の大腸がんの半数近くで、一部の大腸菌が作る毒素によってDNAが傷つけられたことを示す特徴的な痕跡が確認された。特に40歳未満で発症した大腸がんでは、その割合が約70%に達していた。大阪大学と東京大学などの研究グループが、東京と大阪の大腸がん患者200例の全ゲノムを解析して明らかにした。

3世代の女性が並んで笑顔を見せている。

50歳未満の乳がんリスク評価、家族歴中心の基準で把握できた発症者は4.4%

50歳未満の女性で乳がんになる危険性が高い人を見つけるには、親族に乳がんを経験した人がいるという家族歴だけでは十分ではない可能性が示された。英ケンブリッジ大学とロンドンのがん研究所などの研究チームが、現在英国で使われている基準と、遺伝情報や生活習慣などを組み合わせた乳がんリスク評価を比較した。

窓際のテーブルで、検診について考えているような女性。

子宮頸がん検診のHPV自己採取、欧州で選択肢拡大

子宮頸がん検診で使われるHPV(ヒトパピローマウイルス)検査で、女性自身が検体を採取する新たな選択肢が欧州で拡大した。米医療機器メーカーのホロジックは2026年7月14日、HPV検査「アプティマHPVアッセイ」が、自己採取した膣検体にも対応したと発表した。

腸の内側に多数の腸内細菌が存在する様子を表したイメージ図。

便の腸内細菌から大腸がんや膵臓がんの可能性を数値化

便に含まれる腸内細菌を調べ、大腸がんや膵臓がんの可能性を数値で示す新たな手法が開発された。少量の便から6種類の細菌の遺伝子を測定し、がんの種類ごとに「リスクスコア」を算出する。前がん病変や早期膵臓がんでも特徴的な変化が確認された。