前がん病変でも「がんになりにくい病変」がある その違いは免疫にある可能性
フランスの研究グループが、大腸がんの前がん病変258個を解析し、免疫監視機構や非コードRNAの関与を報告した。前がん病変の段階で免疫ががん化を抑える可能性が示された。
フランスの研究グループが、大腸がんの前がん病変258個を解析し、免疫監視機構や非コードRNAの関与を報告した。前がん病変の段階で免疫ががん化を抑える可能性が示された。
米国NIH支援の研究で、単一細胞データからがん患者の生存を予測するAI「scSurvival」が開発された。腫瘍内の細胞ごとの違いを解析し、生存に関わる細胞集団を特定できる可能性が示された。
ドイツのがん登録データで、50歳未満の大腸がんが増加していることが示された。増加は20代と30代で見られ、40代では大きな変化はなく、検診開始年齢を一律に下げる根拠は十分ではないとされた。
ジョンズ・ホプキンス大学などが、血液中のDNA変異ががん由来か白血球由来かを見分けるAI「plasmaCHORD」を開発した。リキッドバイオプシーの解釈精度を高め、治療薬選びの誤りを減らす可能性がある。
米国NIHの研究グループが、血液や尿に含まれる代謝物から超加工食品の摂取量を推定する新しい指標を報告した。食事アンケートを補い、がんや糖尿病などとの関連研究の精度向上が期待される。
神戸大学などが、造影CTと非造影CTから膵臓がんを検出するAIを開発した。腫瘍だけでなく膵管拡張や膵臓萎縮などの間接所見も解析し、20mm以下の小さな膵臓がんで高い感度を示した。
中国の研究グループが、特殊な内視鏡画像をAIで解析し、胃炎から前がん病変、胃がんまでをリアルタイムに分類する技術を報告した。951人を対象にした検証で、高異型度異形成や胃がんに高い診断性能を示した。
AI支援内視鏡は、大腸内視鏡検査で腺腫やポリープの発見率を高め、見落としを減らす可能性がある。一方で、小さな病変の過剰検出や不要な切除、医療費への影響などの課題も残る。
膵臓がんと膵炎は画像や症状が似ており、診断が難しい場合がある。AIを用いた画像解析研究を統合した結果、高い診断精度が報告されたが、実際の医療現場での検証は今後の課題となる。
肺がんCT検診向けAI製品は、肺結節の検出や計測で実用化が進んでいる。一方で、対応できない病変や、患者の利益まで検証した質の高い臨床研究の少なさが課題として示された。