学会から見えた日本の消化器がん検診の課題
日本のがん検診は、検査を受けた後の流れが見えにくい。要精密検査と判定された人は、本当に精密検査を受けたのか。どこで調べ、どのような診断になり、治療につながったのか。さらに、その積み重ねは死亡率の低下につながっているのか。
日本のがん検診は、検査を受けた後の流れが見えにくい。要精密検査と判定された人は、本当に精密検査を受けたのか。どこで調べ、どのような診断になり、治療につながったのか。さらに、その積み重ねは死亡率の低下につながっているのか。
病院が画像診断AIを導入する際、性能だけでなく「費用を誰が負担するのか」が大きな課題になる。米国では、その一部を公的医療保険で支える動きが始まる。
血液検査で必要となる「採血」を、人の手ではなくロボットが自動で行う時代が近づいている。オランダの医療ロボット企業ヴィテストロ(Vitestro)は2026年8月、自動採血ロボット「Aletta(アレッタ)」について、米食品医薬品局(FDA)の「De Novo(デノボ)」制度による販売許可を得たと発表した。
画像検査が増える一方で、診断する医師の負担も重くなる。こうした課題に対し、AIを各医療機関が個別に導入するだけでなく、複数の大規模医療グループが共同で効果や安全性を確かめようとする動きが米国で始まった。
– 従来の循環器病のリスク予測は、年齢や血圧などが中心で、一人ひとりの変化を十分に捉えにくい課題。 – AIで血液中の2920種類のタンパク質と168種類の代謝物を解析。6種類の循環器病のリスクを数値化。 – 特にタンパク質の情報を加えると予測性能が向上。最大15年前からリスクの高い人を見つけられる可能性。
農業で使われる複数の農薬への環境曝露が多い地域では、がんの発症リスクも高い可能性があることが、ペルー全国を対象とした研究で示された。フランスのパスツール研究所、フランス国立持続可能開発研究所(IRD)、トゥールーズ大学、ペルー国立腫瘍研究所などの研究チームが2026年4月に報告した。
電子たばこは、肺がんや口腔がんを引き起こす可能性が高い――。世界各地で行われた研究を幅広く検討した結果から、こうした結論が示された。オーストラリアのニューサウスウェールズ大学(UNSW Sydney)などの研究チームが、ニコチンを含む電子たばこの発がん性について総合的に評価し、2026年3月に報告した。
1回の採血で、複数のがんや肝臓の病気をまとめて調べられるようになるかもしれない。米カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)の研究チームは、血液中を流れるDNA断片を解析し、複数のがんや肝疾患、臓器の異常を検出する血液検査「メチルスキャン(MethylScan)」を開発した。
大腸がんが肝臓へ転移する際、がん細胞そのものが性質を変え、転移しやすい状態になる可能性が明らかになった。米ワイル・コーネル・メディシンとマサチューセッツ工科大学(MIT)などの研究チームが2026年6月に報告した。
子どもが日常的に目にする「ジャンクフード」の広告を減らし、将来の肥満やがんリスクの低減につなげようという動きがオーストラリアで強まっている。