血液中のマイクロRNAから早期がんがどの臓器のがんかを予測
血液中のマイクロRNAのパターンを解析し、早期がんがどの臓器に由来する可能性が高いかを推定する研究が報告された。がんの早期発見後に、適切な精密検査へつなげる技術として期待される。
血液中のマイクロRNAのパターンを解析し、早期がんがどの臓器に由来する可能性が高いかを推定する研究が報告された。がんの早期発見後に、適切な精密検査へつなげる技術として期待される。
名古屋大学などの研究グループは、血液中の細胞外小胞の表面タンパク質を解析し、卵巣がんに特徴的なEVを検出する手法を報告した。MMP7とCLDN3を持つ細胞外小胞が新たなマーカー候補として注目される。
名古屋大学などの研究グループは、尿中エクソソームに含まれる複数のマイクロRNAを解析し、がん検出に応用できる可能性を報告した。ナノワイヤを用いた回収技術により、将来の尿によるスクリーニング検査への応用が期待される。
富士経済は、自宅で検体を採取して利用できるDTC検査市場が2030年に221億円へ拡大すると予測した。がんリスク検査や腸内フローラ検査などの伸びが市場拡大を支えている。
大腸がん患者で血液中のビタミンB12値が高い場合、転移や生存率の低下と関連する可能性が示された。ビタミンB12が原因というより、がんの進行や肝臓への影響を反映する指標となる可能性がある。
京都大学、神戸大学、ミユキ技研が、ウエアラブル脳波計「ポリメイトGo」を共同開発した。医療機器として認証され、保険診療で使用可能となり、てんかん診断や在宅での長時間脳波測定への応用が期待される。
5-ALAを用いたPDDや、光感受性物質を使うPDTは、膀胱がんや脳腫瘍に加え、肺がん、髄膜腫、悪性リンパ腫、胆道がんなどでも応用が検討されている。光線医療の広がりを解説する。
5-ALAを加えた膀胱がん細胞では、ポルフィリンが作られ一部が細胞外へ排出されることが示された。動物実験でも血液や尿中のポルフィリン増加が確認され、PDDの蛍光や尿検査への応用可能性が注目される。
東京科学大学の小倉俊一郎氏が、5-ALAを用いた光線医療の仕組みと課題を講演。PpIXががん細胞で蓄積する理由や、PDDで光らない偽陰性病変の背景となる酵素やトランスポーターの働きが解説された。
第36回日本光線力学学術講演会・第22回日本脳神経外科光線力学学会が高知市で開催された。5-ALAを用いた膀胱がんや脳腫瘍の光線力学診断に加え、治療やスクリーニングへの応用が議論された。