「頭頸部がん」の認知度は4割どまり、舌がん・甲状腺がんを含むと知る人は3割
日本頭頸部癌学会と楽天メディカルが、啓発イベント来場者約4000人を対象に調査した結果、頭頸部がんの認知度は約4割にとどまった。舌がんや甲状腺がんが頭頸部がんに含まれることは十分に知られておらず、認知向上の必要性が示された。
日本頭頸部癌学会と楽天メディカルが、啓発イベント来場者約4000人を対象に調査した結果、頭頸部がんの認知度は約4割にとどまった。舌がんや甲状腺がんが頭頸部がんに含まれることは十分に知られておらず、認知向上の必要性が示された。
国際がん研究機関(IARC)などの研究グループが、たばこ特有の発がん物質NNNとNNKによる新たなDNA変異シグネチャーを特定した。約7000件のがんゲノム解析では、血液がんや腎臓がん、膵臓がんなど約350件で検出され、喫煙と幅広いがんとの関係を探る手掛かりとなる可能性が示された。
WHOは、世界の新規がん患者数が2050年までに年間約3500万人へ増加すると予測した。がんの約4割は喫煙や感染症、肥満など予防可能な危険因子に関連するとし、予防、早期発見、治療への投資と医療格差の解消を呼びかけている。
アボットが、多がん種早期検出検査「Cancerguard(キャンサーガード)」の国内提供を開始した。血液中のがん細胞由来DNAやタンパク質から50種類以上のがんシグナルを解析する。自費診療で提供され、既存のがん検診を補完する位置付けとなる。
東京大学や慶應義塾大学などの研究グループが、皮膚になじみ見た目や触感で認識しにくい「ステルス皮膚電極」を開発した。眼球運動やまばたき、表情筋、脳波を12時間安定して計測でき、日常生活でのウエアラブル生体計測への応用が期待される。
金沢大学の研究で、血液中の56種類の遺伝子発現パターンから、ステージ0~1の早期膵臓がん10例中9例を検出した。CA19-9を大きく上回る感度を示した一方、がんのない人の約3割が異常判定となり、偽陽性の低減が課題となる。
東京大学などの研究グループが、年齢や血糖、脂質など9項目からインスリン抵抗性を推定するAI指標「AI-IR」を約37万人に適用した。子宮がん、腎臓がん、食道がん、膵臓がん、結腸がん、乳がんとの明確な関連が示された。
中国の研究グループが、血液などに含まれるDNA、RNA、タンパク質、細胞外小胞、免疫反応をAIで統合し、複数のがんを一度に検出する「多がん種早期検出」の進展を総括した。発生部位の推定や偽陽性対策、標準化、多様な集団での検証が課題となる。
中国・武漢大学の研究グループが、超音波内視鏡(EUS)の画像と腫瘍マーカーなどの臨床情報を組み合わせて膵臓がんを判別するAIを開発した。膵臓がんと良性病変を約94%の精度で見分け、内視鏡医の平均診断精度を上回る結果が報告された。
国際多施設研究で、大腸内視鏡にAI支援を導入した後、AIを使わない検査で医師の腺腫発見率が低下した可能性が示された。AIの活用では、診断支援だけでなく医師の技能を保つ仕組みも課題となる。