尿でがんを早期発見へ がん由来「細胞外小胞」が腎臓を通過し尿中に移行
東京科学大、東大、名古屋大が報告

この記事の執筆者
星良孝
PRENOVO編集長。東京大学農学部獣医学課程卒。日経BPにて「日経メディカル」「日経バイオテク」「日経ビジネス」の編集・記者を担当後、エムスリーなどを経て2017年にステラ・メディックスを設立。ヘルスケア分野を中心に取材・発信を続ける。獣医師。
RELATED
関連記事

血液などの体液に残るがんの痕跡をAIで読み解く DNA、RNA、タンパク質、免疫反応から複数のがんと発生部位を推定
中国の研究グループが、血液などに含まれるDNA、RNA、タンパク質、細胞外小胞、免疫反応をAIで統合し、複数のがんを一度に検出する「多がん種早期検出」の進展…

尿中エクソソームの「マイクロRNA」でがんを検出
名古屋大学などの研究グループは、尿中エクソソームに含まれる複数のマイクロRNAを解析し、がん検出に応用できる可能性を報告した。ナノワイヤを用いた回収技術によ…

2050年には世界の新規がん患者数が約3500万人に増加する見通し
WHOは、世界の新規がん患者数が2050年までに年間約3500万人へ増加すると予測した。がんの約4割は喫煙や感染症、肥満など予防可能な危険因子に関連するとし…

リキッドバイオプシーは消化器がん検査を変えるか
消化器がんのリキッドバイオプシーでは、血中循環腫瘍細胞、血中循環腫瘍DNA、エクソソームを含む細胞外小胞などが研究されている。早期発見や再発監視への応用が期…

40代乳がん検診で「マンモ+超音波」併用が進行がんを抑制 7万人RCTを15年追跡、リスク17%低下
東北大学などが40〜49歳女性7万人超のRCT(J-START)を約15年追跡。マンモグラフィに超音波を併用すると進行乳がん(ステージII以上)の累積罹患率…
5-ALAは尿検査にも使えるか【後編】
5-ALAを加えた膀胱がん細胞では、ポルフィリンが作られ一部が細胞外へ排出されることが示された。動物実験でも血液や尿中のポルフィリン増加が確認され、PDDの…
ARCHIVE
新着記事

胸部X線やCTから内視鏡、脳MRIまで活用が広がる
健診で撮影される胸部X線やCT、内視鏡、脳MRIを、AIが医師と一緒に見る時代が近づいている。第67回日本人間ドック・予防医療学会学術大会では2026年9月…

肝疾患の拾い上げ、健診は「ALT30超え」を入口に次の行動へ
健診で「肝機能の数値が少し高い」と言われても、そのままにしている人は少なくない。一方で、血液検査の数値が大きく外れていなくても、脂肪肝や肝臓の線維化が進んで…

乳がん検診に「造影剤を使わないMRI」という新しい選択肢
乳がん検診ではマンモグラフィが中心だが、乳房を圧迫する際の痛みなどから、検査を負担に感じる人もいる。そうした中、造影剤を使わずに乳房を調べるMRIを、人間ド…

大腸がん検診、「便潜血で終わり」にしない仕組みへ
大腸がん検診では、便潜血検査を受けるだけでは十分ではない。陽性となった人を大腸内視鏡などの精密検査につなげることで、がんや前がん病変の発見につながる。

任意型がん検診の価値を「熊本宣言」で提示、日本人間ドック・予防医療学会
がん検診は、国が推奨するがん検診を基本としながら、一人ひとりのリスクや希望に応じて、ほかの検査を選ぶ考え方をどう位置付けるのか。

第67回日本人間ドック・予防医療学会学術大会が開幕 会長・理事長講演が示した予防医療の方向性
初日に行われた会長講演と理事長講演では、健診で得た情報をどう行動につなげるか、そして人間ドックそのものを今後どう変えていくかが語られた。2026年9月4日、…